先日5月分を書いたばかりですが、今回は6月分。
題名と内容が異なります。ジョブスの交渉術を身に付けようとか解析するといった内容ではなく、ジョブスの来歴および過去の交渉時のジョブスの有り様をつづったもの。
ジョブスという人物をあまり知らない場合は読んでみると面白いかもしれません。

マーケットの仕組みが非常にわかりやすく、まとまっています。
難しいと思われることを簡単に説明できるその著者の力量が何よりも素晴らしいです。
金融マーケットに少しでも興味がある方にはぜひ読んで欲しい一冊。
かなりお勧め。
フェルミ推定の著者が贈るフェルミ推定実践編ともいうべき一冊。
前作よりも一歩踏み込んで、具体的に地頭力を鍛えるにはどうするべきか?なぜ地頭力が必要かなど非常に具体的かつ分かりやすく解説しています。
前作よりも分かりやすいかもしれません。地頭力に興味ある方はぜひ。
日本人にはかなり分かり辛いいわゆる英語の「コロケーション」解説。
僕は日本人がネイティブのように流ちょうに話す必要はないと思いますが、コロケーションが違うとなかなか伝わりにくいのも事実。その解説としてはさくっと読めて分かりやすいかも。。
普通のサラリーマンが行える人脈構築術。
ありがちといえばありがちな、分かっているけど実行できてないという内容満載。
ただ抽象論ではなく、具体的方法に踏み込んでしかも、その表現方法が非常に丁寧かつわかりやすいので、良いです。
フェルマーの最終定理のサイモン・シン氏の新作。
面白すぎます。
簡単な暗号からおそらく一番有名な暗号エニグマ、量子暗号まで、暗号の歴史とその暗号解析に立ち向かった技術者たちの熱さが伝わってきます。
また暗号解読テクニックの解説などもあり、非常に読みごたえあり。
数学が嫌いな方は苦手かもと思えるページもありますが、ぜひ読んで欲しい一冊。
6月も7冊。
だめだ、こんなんじゃ。
もう7月ですが、書いてなかったことを忘れてました。。。すいません。
Googleのシステム的な内側を技術者向けに咀嚼したもの。
知られている内容は多いけど、かなりわかりやすく、コンパクトにまとまっています。
日本語のこういうリソースは今までなかなかなかったので、非常に良い本だと思います。
こちら参照。
グーグルがもたらしたユーザー体験の変革をうまくまとめていますが、全体的にどこかで見た/聞いた内容が多いです。短時間で読めるので、ざっとGoogleのインパクトを知りたい場合には良いかもしれません。
戦略系コンサル、マッキンゼーで使われているロジカルシンキングやその適用法。
実戦的な内容でわかりやすいですが、僕は考える技術、書く技術の方が好きです。
桐野夏生氏の新作。
氏らしく、なまなましくドロドロしています。前半部分ではドラマLOSTっぽく引き込まれますが、後半息切れ気味で、最後は??な感じにしりすぼみな作品。
前半のテンションのまま、推移していればかなり面白いと思いますが、ちょっと微妙です。
先読み力とプロアクティブという二つのキーワードを元により高い生産性をもたらす方法を丁寧に解説。
かなりの良書。後で書きます。
5月は7冊。
10冊読むのは難しいですね。。。
ちょっと忙しくて、更新がまばらになってすいません。
久夛良木氏とソニーのPS戦略の裏側を描いた
かなりお勧め。
久夛良木氏といえば、SCEI晩年の高慢な発言のイメージがどうしてもついてまわりますが、クリエイティブクラスというのはこういう人のことをいうんだと思います。
これだけ先を見通せれば、周りの人はついていくのが至難の業だったというのは想像に難くありません。
プレステが何を目指し、何を変え、どうして任天堂に勝ち、どうして再び任天堂に破れたのかが本当によく解ります。ゲーム業界の話ですが、それにとどまらず"ビジョネア"の思考回路の一端に触れることができます。
ぜひ読んでみてください。
近ごろ話題の新書
新書だけあって、2時間もあればさくっと読める内容。
現状のメディア分析の部分は非常にコンパクトによくまとまっていて、秀逸。
ただ現状のメディアの打開策が、あまりに凡庸。
ウェブ上のスキームを取り入れ、(つまり1-to-1マーケティングだったり、レコメンデーションだったり)セグメンテーション分割することとしておきながら、現状のウェブは細切れになっていて、情報の偶然接触性がないというあたりはかなり矛盾を感じるし、マスメディアの存在意義として公共性という"錦の御旗"を掲げるのは、あまりにも稚拙。
分析部分と最後のコンテンツ論は、読む意味はあるとは思いますが。。。
ちょっとしつこくて申し訳ないですが、赤魔導師が賢者になるための非常に分かりやすいRails本が登場しました。
#MYCOMの本ですが、WebDesigningで連載させていただいているのとは全く利害関係はありません。
既存のRoRとはかなり一線を画す、完全にデザイナー向けのRails本。
RoR2.0対応。
オールカラーで、写真集か間違うような技術系の本とは思えない装丁(若干コードが読み辛いですが。。)
しかも開発はNetBeansを使って、コマンドラインの取っつきにくさを極力排除し、そしてデプロイはHerokuという今までにない内容。
解説内容も、Rails導入から、gettextによる国際化やjpmobileの使い方まで網羅。
しかも後半部分にはTips紹介として、saigenjiや石田ショーキチ氏(スクーデリア・エレクトロ)のサイトが登場し、自身も、サイトやウェブについてインタビューに答えています。
今までになかったタイプのRails本なので、もしRailsに興味があって、敷居のたかさを感じているのなら、ぜひ手に取ってみてください。
5月も半ばですが、4月分。
今月もあまり読めてません。
技術系の本は読んでもここにはかいてこなかったんですが、話題のようなので、
赤魔導士から賢者になるには必携かも(笑)。
FLEX3とRails2の連携がメイン。
AMFのRuby実装RubyAMFはもちろん、AIRとの連携まで取り上げている。
かなりいい。
こちら参照。
Wiiに大きく引き離されてしまったPS3ですが、PSの誕生から現在までを久夛良木氏を中心に追った本。
非常にコンパクトにまとまっていて、読みやすい。久夛良木氏はどうしても強気な発言が前に出てしまう傾向にありますが、何を思い、何を成し遂げようとしたのか、明確なビジョンが伝わってきます。
ソーシャル・アントレプレナーとして注目の人物の自伝。
圧倒的に弱いし、圧倒的に強い。それを支えるの向上心とひた向き過ぎる努力。
非常に読みやすいし、起業家の本にありがちな鼻持ちならなさを全く感じません。
モチベーションが下がったときに読むととてもいいかもしれません。頑張る気力がみなぎってきます。
必読。
いわゆるクリエイティブクラスの経営論。
それにプラスして、"デザイン"の重要性を説く。昨今ありがちな内容ですが、良くまとまっています。
経営というより組織論。グーグルやホール・フーズなどを例にあげながら展開。
オルフェウス・プロセスを地でいくホール・フーズの組織がかなり面白い。
向上のプレッシャーが上からではなく、横からくるという組織。
最近読んだ経営系の本では抜群に面白い。必読。
以上。
6冊が恒常化しないように頑張ろう。
菊地成孔氏の
なぜコレクションでハウスが多く使われ、そしてそのアッパーな音にもかかわらず、モデルはそれを無視して、踊らずただただ歩き続けるのか。
コレクションにおける聴覚と視覚の乖離を考察して、楽しむという内容。
ファッションニュースにて連載されていたもの+書き下ろし。
ハイモードのコレクションに対する菊池氏の独特な言い回しや雰囲気がかなり面白い。
冒頭に出てくる、モードではモデルは踊らないが、東京ガールズコレクションではモデルが踊っているという発見はちょっと目からうろこ。そんなところにもガールズコレクションの"特異性"があるのかなどと思ったり。。
後半部分からのパリコレ体験記が非常に面白く、幾度となくでてくるカニエ・ウェストへの執着も小気味いい。
特にいつも気になっていたLANVINのアリエル・ウィズマンとの対談は濃い内容を独特の言い回しが軽く読めるように希釈されているようで、とてもよかった。
ファッション好き、ハウス好きは読むべき一冊。
今月はほとんど時間がとれず、3ヶ月で1番読めず。反省。
回帰分析のとても分かりやすい解説書。膨大なデータに基づいた判断がいかにどんな場面で活用されているのか、非常に読みやすい筆致で伝えてくれます。統計学の本ですが、小説を読んでいるかのようにわくわくします。
かなり面白い。
投資で儲かると自分の実力だと思い込み、損をすると運が悪かったと思うのかという命題にさまざまな切り口で解説を加えています。若干読みにくいですが、上の"その数学"と合わせてよむと対照的で面白いかも。。
どうも好きになれません。著者の主観フィルターがあまりにも入りすぎていて、本来的な言葉の意味やコンテクストが失われている気がしますし、後付け要素があまりにも多い感じがします。
こちら参照
各所で大きな話題の1冊。
非常に理知的で読みやすいのはもちろん、日本にもこんな偉大なGeekがいたのだと実感します。
著者のブログのre-editな面が多いですが、古川さんとの対談だけでも読む価値はあるかもしれません。
確かに溢れんばかりのバイタリティでマクドナルドの成功を牽引した人物なのだろうけど、その生き方には違和感を覚えることが若干ありました。アメリカならではのサクセスストーリーかも。。。
以上6冊。
最近読んだ本の中では、秀逸だった2冊を紹介。
1冊目、
2月に読んだ本でも紹介しましたが、Google本に載っていたのが読むきっかけになった本ですが、これほどの本を知らなかった自分が恥ずかしくなるほど。
失敗とは何か、失敗からどのように何を学び、どういかすかというもの。
失敗の責任の側面と知識としての側面を分離して、知識としての側面をいかに今後に生かしていくかという内容。
人は失敗するし、そこから何を学ぶかということが重要だというのはよく言われることだけれど、それを非常に体系だって、論理的に、しかも非常に分かりやすい形で提示してくれるのが素晴らしい。
もし読んでない方がいましたら、絶対読んでもらいたい本です。
2冊目、
2時間もあれば、読んでしまえるような非常に読みやすい本。
同じものを見、聞いても、全く違う視点で見たり、気付かなかったことに気付くためにはどのようにすればいいのかというもの。
論への導入が秀逸で、また話の展開も非常に解りやすい。
出てくる内容自体は、よくあるものですが、とてもコンパクトにまとまっていて、理解しやすくなっています。
ビジネスマンのためのと題されていますが、ぜひクリエイティブな仕事についている方にも読んでもらいたい本です。
1月は7冊でしたが、今月は目標通り10冊。でも1月分の借金があるので、-3冊です。
今月からメディアマーカーで読書管理始めました。
示されている数学に対する考え方が印象的で、ドラマ「エジソンの母」的な視点が非常におもしろい。
連日のように取り上げられるサブプライム問題の本質を鋭くかつ、非常に丁寧にわかりやすく解説してくれます。なぜこれほどまでにサブプライム問題が世界経済に与える影響が大きいのかが、嫌というほどわかります。ぜひ読んでみてください。
何かとわかりにくい決算書の勘所を見事にかみ砕いて、丁寧に解説。
さくっと読めますが、内容の密度の濃さはさすが。
べつにワラントをやるつもりはないのですが、ちょっと興味があったので読んでみました。

どうしてもその名を聞いただけで、わくわくしてしまう宇宙物理学者「スティーヴン・ホーキング」博士と彼の娘さんによるどちらかというと子供向けの宇宙をテーマにした小説。
子供向けながら、かつてのソフィーの世界のように、読み進むうちに自然と宇宙物理の基礎が身につくようになっているすばらしい小説。かなりおもしろいです。
続編も刊行予定。
いわゆるグーグル本。
多くの人に手に取ってもらうための戦略が見え隠れするのが、ちょっと難ですが、学ぶべきところは多々あって非常によい本だと思います。掲載の推薦図書のためだけに買っても元は取れるかも。。
グーグル本掲載。かなり有名な本だと思いますが、すばらしいです。
失敗からいかに学び、それを活かすか。
これほどの本をしらなかったことが恥ずかしいです。詳細は後日書く予定。
グーグル本掲載。ロジカルシンキングの教科書ともいうべき本。
わかりやすいですが、若干ものたりません。あと問題を出して、解答例をのせてないのもいかがなものでしょう。。
今月はこの10冊でした。来月は-3冊を取り戻すべく、もう少し読みたいです。
| 明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45) | |
![]() | 佐藤 尚之 アスキー 2008-01-10 売り上げランキング : 33 おすすめ平均 ![]() 「コミュニケーションの本質」に迫った名著 広告クリエーターが書いた、広告の将来像を語る、極めて全うかつ良心的な本。一読をお薦めしたい。 これはお買い得な本!Amazonで詳しく見る by G-Tools |
僕は、ちょっとマーケティングのような仕事はしてるけれど、広告とは全く関係のないところにいる。
でも広告が大好きだ。それは、情報を伝達するという意味に置けるデザインをもっとも純粋に極めたところにあるように思うから。デザインとアートの違いはそこにあって、デザインが情報を伝える、つまり受け取る相手との対話で生まれるのに対して、アートは自らとの対話で生まれる。そういう「コミュニケーション」から生まれるからデザインが好きだし、広告が好きだ。
そういうコミュニケーションとしてのデザイン/広告をストレートに真摯に体言する人物、スラムダンクの全面広告で知られる、さとなおこと佐藤尚之氏のこの本。
泣くような内容の本ではない、きっと。
軽妙洒脱な文章で体に入りやすかったのもあるだろうが、スラムダンクのプロジェクトの下りはプロジェクトXをみているようだった。気付いたら、感動で涙していた。
インターネットによって消費者が変容し、何もしなくても届いていたメッセージが届かなくなった。
そのような状況の中で、広告メッセージを届けるかという内容で、如何に伝えたい相手を考え、コミュニケーションし、そしてクリエーションというスパイスを如何にきかせるかが主眼。
テレビCM崩壊のアンチテーゼとして描かれるネオ茶の間の概念も面白いが、ゼロベース思考を思わせるロジカルな考え方や情報をデザインして伝えようとする姿勢、組織論など非常に密度の濃い内容。
こんな組織の一員として働いてみたいとおもった。
広告をテーマにしているが、その業界だけでなく、デザインはもちろん、人に何かを伝えるということを必要とする人は本当に全員に読んで欲しいと思う。
惜しむらくは、ユーザー本位と言っておきながら、だれがデザインしたかはわからないけれど、スラムダンクの広告の挿し絵が桜木花道以外の人物のコピーがよくわからないほど、縮小されてしまっていることだろう。
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すでに非常に話題かもしれませんが、自己啓発本でありながら、小説の形をとるとてもユニークな本。
その軽妙洒脱な文体で、すぐに引き込まれ、とても読みやすいです。
平凡な「僕」が突然現れた関西弁の神様「ガネーシャ」からだされる指令をこなしていくことで成功体質にかわっていくという内容。
その指令自体は、既存のドラッカーやウェルチなどの自己啓発本を凝縮してつくられたもので、これ1冊読むと自己啓発のエッセンスはわかるような構成。
非常に読みやすい反面、軽さも感じますが、普段この手の本を読まない人にはかなりおすすめ。
さくさく読めますが、1日1日指令をこなしながら読むと面白いかも。。。
年頭に120冊/年という目標をたてました。単純計算すると10冊/月。
忙しかったとはいえ、1月から10冊届かず。がんばろう。。

皮肉を言えば(書けば)パロディになるという訳ではない。
舌鋒鋭いパスティーシュ
いろんな切り口で読むと楽しくなる本
積ん読だった本。誰もが知っているおとぎ話を別の角度から考察するという本。
「いのちの食べ方」の森達也氏。

目新しさは無い
研究者にとっては衝撃的
量より質!積ん読だった本。今一つ。ありきたりの内容で、あまりぱっとしません。

著者渾身の一作
謎だけじゃない本
伏線?伊坂幸太郎氏の中では、1.2を争う面白さ。ケネディ暗殺を下敷きにした仕組まれた首相暗殺逃亡犯の話。
カットバックの巧みさ、人物の描写、そして引き込ませるストーリーテリング。
予定調和ではあるけれど、それでも面白い。

面接を受ける前に読みたかった
ロジカルシンキング
問題提起には賛成だが、フェルミ推定ありきの主張には反対
先頭にでて引っ張るだけがリーダーではないというサーバントリーダーシップ。
既存のリーダーシップ論との違いが非常に面白い。

複雑壮大なアメリカ大統領選挙の仕組みがよくわかる
大統領選挙の仕組みと資金収集の仕組み
残念ながら、本書の予想ははずれてしまいましたが、(ジュニアーニ撤退)多分近年で最も面白い大統領選である2008年アメリカ大統領選。その仕組みや"集金システム"について非常に丁寧に解説されています。
読んでおくと大統領選の見方が変わるかも。。

投資初心者におすすめ
日本人が投資の大切さを意識するきっかけに
万人に読んでもらいたい本です。きわめてオーソドックスな投資入門。
ギャンブルや投機ではない、地に足を着けた投資。非常に分かりやすくまとまっていて、"着実に"資産を増やす一歩が書かれています。良書。
いきなり目標-3冊ですが、2月は時間もあるはずなので、もうすこし読みたいと思います。
問題です。
琵琶湖の水はコップ何杯分でしょうか?
このような問題はGoogleやMS、コンサルティングファームなどの入社試験でみられる考える力を試す問題「フェルミ推定」。
そのフェルミ推定をたたき台に、ロジカルシンキング(この本では地頭力と定義される)を身に付けようという内容の本。
導入部にフェルミ推定の問題を使っているので、比較的取っつきやすく、読みやすいです。若干前提知識がないと、薄っぺらく感じる部分がありますが、非常によくまとまっていて、この手の本の4、5冊のエッセンスを凝縮したようなかなり濃い内容。
この手の本をよく読んでいる方には目新しくないかもしれませんが、あまり読まない方には非常にお勧めです。
自己啓発系の本はあまり読まないのですが、これは非常によかったです。
必要かつ十分な内容が非常にコンパクトにまとまっていて、かなりわかりやすい。
一部ありがちなところもありますが、平易な文章にかみ砕かれていて、非常に理解しやすい。
「いる社員」、「いらない社員」の特徴分析、それに対するかなり具体的で突っ込んだ方法論。
仕事だけでなく、人生においてどう生きるかという指針としても素晴らしいです。
分かりやすさ、分析・指摘の的確さ、さらに短時間でさっと読めることもふくめて、かなり収穫が多い一冊。
お勧めです。
すでにあちこちで取り上げられていますが、3億PV/dayを誇る携帯サイト、モバゲータウン(wikipedia)を扱った
を読んでみました。
普段PCをメインにしている僕のような"オジサン"には、ほんとにわからない世界がそこにはある。
説明されているモバゲータウン自体は一言で言ってしまえばXbox Liveのコピーですが、そこに集まるユーザの特性、そしてなぜこれほどまでに成長したかという理由を非常にうまく分析しています。
ケータイ・ディバイドともいうべき世代間の断絶を非常に意識させられます。
僕自身、携帯を使うことは(フェリカ以外は)ほぼ使いこなせていないし、携帯はあくまで、PCの間に合せ的な存在としてしか認識していなかったのですが、10代の世代では、携帯のアジャイル性がPCの利便性を上回っている認識なんだそうです。
もちろんそういう認識が大勢を占めるか否かは実際わかりませんが、携帯ウェブというセグメントを概観するにはよい1冊だと思います。
昨年9月に準備号が発売され、創刊が楽しみだった雑誌。
Numéro Tokyo
がついに発売。
Numéro初のインターナショナル版。
表紙はこのためにとり下ろされたケイト・モス。
まだちゃんと読んだわけではないですが、感想。
写真のクオリティはさすが。これで500円は安いけど、創刊号だからなのかこれからもそうなのかはわかりません。500円でペイするなら、どこでそれだけコストを回収できているのかちょっと不思議。
既存のファッション雑誌でいえば、一番近いのは流行通信。
でもファッション誌というより、InvitationやSTUDIO VOICEなどに雰囲気的には近く、ファッション誌とカウンターカルチャー誌の中間的ポジション。
そういった立ち位置の雑誌がほとんどないなかで、異彩を放つ存在で居続けられるかがポイントかもしれません。
またウェブで創刊号の一部を無償で公開しているのもアプローチとしては面白いかも。
Link :: Numero TOKYO
(Peeping Numéroで一部読むことができます)
週刊少年マガジン、驚愕の新連載
まずは何も聞かずにココをご覧ください。
星飛雄馬のライバル、花形満を主人公にした『新約・巨人の星』
今週水曜発売号から連載開始。
内容がどんなものになるかわかりませんが、この『テニスの王子様』風作画で『スポ魂』の原点をどう解釈するのかちょっと楽しみ。
ミツルハナガタ2000も登場するのかな。
Link :: マガメガ(週刊少年マガジン公式サイト)
Via :: リメイク版「巨人の星」は……
大切な友人にプレゼントされた本
大貫妙子さんが歌にしたこともあったりして、相当有名な本だと思いますが、
"藤田玲司"も働いていたメトロポリタン美術館に『家出』してきた姉弟の話。
子供にとっては畏怖の対象であるはずのニューヨークのど真ん中にあるMetで繰り広げられるわくわくする冒険。
児童文学なのに、どこかしら洗練されていて、知的でユーモアに富んでいます。
でも子供の視点でちゃんと描かれている素晴らしい作品。
大人が読むと新しい発見がありますし、忘れていた何かを思い出させてくれることは間違いないでしょう。
こんなすてきな本をプレゼントしてくれた友人にとても感謝したいです。
ぜひ読んでみてください。
ある意味今一番勢いがあるといっていいと思う作家石田衣良氏。(wikipedia)
その石田氏の「アキハバラ@DEEP」が漫画化に続き、ドラマ、そして映画として公開。
物語は引き篭もりやオタク、ハッカーなどいろいろな問題を抱える6人が秋葉原で出会い、起業し人工知能搭載サーチエンジンを開発し、巨大な競合企業と対決するという内容。
ドラマは
TBSで6月19日(Mon.)より、毎週月、火、23時59分〜
全12回
配役等はドラマ公式サイトを参照ください。
続いて映画は
9月2日(Sat.)公開
ページ役は成宮寛貴さん。
その他は映画公式サイトをご覧ください。
多分『電車男』以来の秋葉原”ブーム”と、石田衣良氏という二つのキャッチーな要素がある影響でメディアの展開が早いのだと思います。
漫画が原作とはかけ離れた方向へ進んでいるので、ドラマや映画がどのようになるか気になるところです。
ところでこの物語で登場する人工知能型サーチ・エンジン。
ある意味実現できれば世界最高であることは疑いないでしょう。ユーザが探したいものを即座に完全に理解し、それに最もあった内容のものを示してくれれば、Googleはいらなくなるでしょう。
今は検索結果をユーザが確認し、欲しい情報を探すという作業を行っていると思いますが、その作業をかわりに行ってくれるのですから。
もちろん、人間のように対話するという意味ではなく、学習するという意味においてはGoogleはじめ多くのサーチエンジンがその方向にすでに進んでいますし、この物語に登場するようなサーチエンジンも将来的には登場するかもしれません。
『空中ブランコ』で直木賞を受賞した奥田英朗氏の
30代、キャリア『ガール』の日常を綴った短編小説。
面白いし、さくっと読めます。『いそう』で『いない』主人公たち。
パワーがあって、目標に向かって直進していく、とってもチャーミングな人たち。
特に面白かったのは表題の『ガール』、そして『マンション』
『生涯一ガール。・・・・女は男の目なんか気にしていない。自分が楽しいからおしゃれをするのだ。若くいたいと思うのだ。』
という言葉が非常に印象的。
僕もガールならぬボーイでいたいかも。
日ごろの生活に疲れたときに読むと元気になるかも。
女性がテーマですが、男性が読んでも面白いと思います。
FFXIのFan FestivalでSQUARE-ENIXの開発者が”まだPlayStation3の仕様は最終決定してないからどんなのかわからない”と発言した模様です。ほんとだったら、今年中にPS3が出るのかもちょっと怪しいかも。。15日にはなんらかの発表がソニーからあるようですが、どうなっているのでしょう?
と前置きはこれくらいで、stripさんで紹介されていてきになっていた
"The Tower"そして”シーマン”、ピンボール+戦略シュミレーションという未知のカテゴリのゲーム『大玉』といった独特な世界観を持つゲームを生み出しているゲームクリエイター、斎藤 由多加氏の著書。
ゲームクリエイターの著書ですが、ゲームを知らなくてもまったく問題ない内容。
発想・着想がテーマ。でも方法論は一切出てこないです。
普段つい見過ごしてしまうような一コマを写真で切り出し、それに疑問を提示し、(ありきたりな表現ですが)『目から鱗』な視点で物事を捉え、それに基づいて話題を展開。
目に見える『現象』からその裏側にある『本質』を解き明かしていく。
非常にわかりやすい語り口。
1時間もあれば読んでしまえるページ数ですが、その内容は目を見張るものがあります。
創造する職業の方だけでなく、すべての人に読んでほしい内容です。きっと読んだあとは少し生活が面白くなると思うから。
ところで、シーマンが学習能力を持っていないということにかなりびっくりしました。
このサイトを1年くらい前から読んでいただいている方からメッセージを頂きました。
素直にうれしかったです。より面白い内容にできるようがんばりたいです。
ということで?、いまでこそ、忍者漫画といえばNARUTOが代名詞となっていますが、約10年前に大ブームを起こした忍者漫画があったのを覚えているでしょうか。
その漫画がついに帰ってきました。
買いました。
NARUTOの作者、 岸本斉史氏含め後の漫画に多大な影響を与えた漫画。
約10年前週刊少年ジャンプで連載され、ゆるいキャラ設定、今までの忍者の概念を打ち破るデザイン、派手な忍術、ギャグ満載ながら感動もさせるという見事なストーリーテリング、それらすべてがうまくまとまっていて非常に面白かったです。
アニメ化されたり、ゲーム化されたり、ブームになりましたが、そのブームに反比例する形で作者、桐山光侍氏のモチベーションが下がり、かなり中途半端な形でジャンプの連載は終了。
その後桐山氏は休筆し、NARUTOのアニメーターをやるなどしていましたが、昨年の忍空DVD発売を気に活動を再開。
そして昨年10月よりウルトラジャンプにて忍空連載再開。
その連載がコミックとして発売。
確かに面白いですが、風助と新キャラしかでてこないこともあり、以前と比べるとまだ全力とはいえない感じがします。
桐山ワールドはまだまだこんなものじゃないはずです。
今度はモチベーションを下げることなく、完結させてほしいと思います。
いまさらかよ!っていうツッコミはなしで。
話題になりすぎているくらい、話題になっている(株)はてなの取締役、梅田望夫氏の
この1,2年のウェブをまつわる動向をぎゅっと凝縮した一冊。
『こちら側』=windowsを中心としたPCなど、今一般的に使われているユーザー環境
『あちら側』=GoogleやAmazonのようにネットワーク上にリソースを持ち、ユーザーはネットワークを介してそれにアクセスするような環境。
という軸でウェブの方向性を論じる一冊。
多分『あちら側』という意味ではもっとも先端をいっているであろう、マーク・ベニオフ率いるsalesforce.comではなく、ユーザにわかりやすいGoogleをテーマにしているところなどから考えても、どちらかというウェブに詳しくない人がウェブの動向を確認したり、わかってるけど復習したいとおもったとき用かも。
細かいつっこみどころは多々あるのですが、概観という意味では非常によくまとまっていてわかりやすい一冊だと思います。
直球過ぎるくらい直球の題名だったので、光文社新書かと思ったら、新潮新書だった
東大法学部

(amazon.co.jp)
読んでみました。2,3時間で読めてしまう内容。
ドラゴン桜の影響で志望者が増えたり、ホリエモンの出身大学だったりといろいろある東大ですが、本書は明治以降現代に至るまで官僚機構の変遷とそれに伴う東大法学部の変遷、そしてエリート教育について述べたもの。
論旨としては官僚機構の変移によって、官僚を目指す東大生がすくなっていて、優秀な人材は外資や司法試験に流出している。そのような自体を打開するための税金を使うことに意味がある『真のエリート教育』のあり方を論じる。
マスプロ授業ばかりだったり、ゼミが選抜制だったりなど、東大法学部の授業における問題点などはかなり納得できる指摘に富んでいますが、正直レトリックに終始していて、『真のエリート教育』って結局なに?どうするの?っていう結論がはっきりしません。
それに学生自体、公務員以外、たとえば銀行とかテレビ局とか、いわゆる親方日の丸ではない企業、を『ミンカン』(民間)と呼んで一種見下したりする風潮はあまり変わっていない気がします。
官僚機構と東大法学部の歴史という面では面白い本だと思います。
(特に故田中角栄首相の登場と官僚の役割の変化の記述は興味深いです)
ちょっと古い話題ですが、WiredのFounder、ジョン・バッテルがサーチエンジンビジネスをキーとして、Googleの創業から現在、さらに将来のサーチ・エンジン像までを幅広く取り上げる
ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

(amazon.co.jp)
グーグルを最初に使ったときの衝撃はいまでも印象に残っています。
それではYahoo!などで提供されていたサーチは非常に低速であったのに対し、非常に高速で、しかも『キャッシュ』で探したい言葉がハイライトされるという当時では考えられない検索エンジンでした。
そんなグーグルがどのように企業として成長し、シリコンバレーでどのような影響を受け、影響をあたえたのかがかなり細かいレベルで記載されていてかなり面白いです。
技術力のある企業がどのようにその技術をビジネスに利用していくかという命題を、OvertureやLycos,Infoseek,@homeと言ったネットバブルを謳歌した企業の栄枯盛衰とともに、どのようにグーグルが克服していったのかがよくわかります。
正直、グーグルの歴史よりも、中国進出の話題と今後のサーチエンジン像の記述の部分だけでも元はとれる内容だとおもいます。
欲をいえばもうすこし技術的に突っ込んだことを書いて欲しかったし、日本語訳が若干おかしいのが残念です。
ウェブにかかわるひとは読んでおいた方がいいと思う一冊です。
以前映画のサイトを取り上げましたが、今回は本の感想。
かなりいまさらですが・・・
感想からいうと上記エントリにdoryさんが
とコメントいただいているのと同じような印象。
古典に新たな意味を見出すという意味では、漫画『孔雀王』とか京極堂シリーズに通じるように思えました。
展開の速さ・唐突さ、エンターテイメント性からするとほんとに漫画みたい。
黄金比やアナグラムのくだりは面白いですが、京極堂シリーズを5倍に薄めて、3倍速で再生しましたという感じ。
もし京極夏彦氏がこのダヴィンチ・コードの日本版?を書いたなら、もっと面白くて深いものを作ってくれそうな気はします。
(ただ映画には絶対できないでしょうが・・・・)
深く考えずに超大作映画を観る感じで読むにはもってこいの本だと思います。
最近ではテレビにも出るようになりましたが、初めてリリーさんを知ったのは、ぴあかブロスのコラムだったと思います。
とても面白い文章+絵でいつも楽しみにしてました。
軽妙で、おしゃれで、まわりにいろんな人がたくさんいて、いやみじゃないエロさである意味憧れの人物でした。
そのリリーさんが書いた初の長編。
東京タワー
リリーさんの子供のころから、今までを誰にでも必ず訪れる『母の死』に焦点を当てた自伝小説。
母の無償の愛の偉大さがひしひしと伝わります。
リリーさんのやわらかいまなざしが伝わってくるようなその一種独特な語り口で語られる”オカンとぼく”そして時々”オトン”。
いつものコラムの口調で非常に読みやすいですが、心を大きく揺さぶられます。
本を読んでこんなに涙を流した記憶がないくらい、涙がぼろぼろあふれてきました。
ほんとに母は偉大です。僕が家族をもつことはないかもしれませんが、母や父にはできるかぎり孝行したいと思ってしまいました。
りりーさんが先日出演していたR-30でもおっしゃっていましたが、読むとその内容がフィードバックされ、必ず自分の家族のことを思うからかもしれません。
珠玉の名作という言葉はこの本のためにあるといってもいいと思います。
それくらいすばらしい内容。
できるだけ多くの人に手にとって、読んでほしいです。
必読!!
ひとり暮らしアーカイブスさんはじめ、いろんなところでもうすでにいろいろと話題になっていますが、
HD映像をそのままキャプチャーして書籍化するというかなり野心的な試みもされてます。ドキュメンタリーの空気感を伝えるのには効果的かもしれませんが、結果として写真が低解像度になってしまっているのは賛否両論分かれるところでしょう。
(賛否両論というよりは否定的な意見が大半でしょうが・・)
僕としては、番組を見てないって言うのもありますが、写真よりも川久保さんやそのほかの人の言葉自体に興味があったので、番組の空気感がつたわってくるようでいいと思いました。
肝心の内容ですが、表現者”川久保玲”の考え方がぎっしりとつまっていて、かなり刺激を受けました。
川久保さんの"Creation"に対するあくなき探究心とそれを支えるスタッフの情熱。
正直もっとトップダウン型の組織かと思ってたのですが、オルフェウス・プロセス型の組織に近い印象を受けます。確かにデザイン、というよりは『空気』を作り出しているのは川久保さん一人かもしれませんが、その空気を読み取り、形にする中で個人個人が明確な責任と役割を担い、スタッフ自分自身のクリエイティビティをぶつけ、コンセンサスを形成していくといったような雰囲気を感じます。
ギャルソンがすきな人だけでなく、興味がない人にも、ぜひ読んでほしい本だと思います。
Link :: "Unlimited : Comme des Garcon"の経験論
イトイ新聞での関連連載
横山秀夫の幻の処女作
ルパンの消息
が発売されたので、読んでみました。
これは1991年に(今はなき)第9回サントリーミステリー大賞佳作を受賞したもので、当時は刊行されることがなかったものが、14年の月日をへて日の目を見るものとなった作品。
今(1990年)と15年前(1975年)の二つの時間を行き来する展開で、その中で女性教師殺人事件と『ルパン作戦』と呼ばれるテスト盗難事件が3億円事件も絡めながらめまぐるしく進んでいく。
失礼かもしれないけど、最近の作品では見られないような初々しさが感じられる部分があったり、ちょっと論理的にこじつけがましいところもあったりはしますが、お得意の苦みばしった人物描写はもちろんのこと、高校生の心理描写もすごいうまく、さらにはあっと驚くような結末。
それらすべてがぐいぐいと物語に引き込ませます。
やはり横山秀夫の作品はすごいと思えるできです。
Yahoo! Newsによると、Amazon.co.ukがハリー・ポッターの新作『Harry Potter and the Half-Blood Prince』に関する大量のオプトインメールをユーザーに間違って送信したことに対して、以下のような謝罪メールを出したようです。
"Harry Potter and the Half-Blood Prince" would not be immediately available from Amazon's supplier, and suggested that readers search for the book elsewhere.
"We assure you that howlers have been sent to the muggles responsible for this action and we are investigating the possibility that You-Know-Who may have been involved,
"Harry Potter and the Half-Blood Prince"はアマゾンのサプライヤーからはすぐに手に入れることができません。読者の皆さんはほかで探したほうがいいでしょう。
『吼えメール』は行動に責任のある『マグル』に送られたとわれわれは確信しています。またこの件に関して『例のあの人』の関与を調査中です。
[訳はかなり微妙です]
オプトインメールを吼えメールとしたり、例のあの人の関与をほのめかしたり、ファンはにやりとする内容ではないでしょうか?
村上春樹の新作
アフターダーク
を読み終わりました。
感想としては変化の途中という感じを受けます。ねじまき鳥やノルウェイの森のような読みやすさも少しはのこっているものの、全体的に観念的で戯曲っぽさも漂っている感じを受けます。
”視点”という表現方法にしろ、時間軸をパラレルに描く方法にしろ、ちょっと表層的な部分に固執してる傾向があり、読者置き去りのように感じる部分もあります。
今後村上春樹が何を目指し、どうなっていくか注目するという意味では読む意味がある本かもしれません。
やっと読み終わりました。
息苦しい思いがしました。これまでで一番長い話ですが、下巻になってからはすぐよむことができました。
残り2巻へのつなぎというか、序章のような内容です。
これまでようなダイナミックな展開(終盤には少しありますが・・)ではなくなり、思春期を迎えたハリーの葛藤を焦点に物語が進んでる感じです。様々な謎や両親のことが明らかになりますが、まだ明らかになっていないことや新たな謎も出てきています。
あの人の『衝撃的な死』ですが、どうも死んでいない気がします。その後のダンブルドアなどの態度をかんがえると最終巻あたりで再登場しそうな気がしてなりません。
あとネビルの今後に注目したいです。
『Harry Potter and the Half Blood Prince』が待ち遠しい感じです。

5巻は賛否両論…
重い。考えさせられた。でも、面白い。
泣いちゃいましたスポニチ映画化されることだけが発表されていた京極夏彦の第1作
姑獲鳥の夏 製作発表
が昨日あったようです。
キャストは以前発表されていましたが、関口役が永瀬正敏というのはどうしても納得ができません。
京極堂は堤真一ですが、本人も
と言っているように、イメージとは違うと思います。ただ京極堂の場合は他のだれがやっても『イメージが違う』という問題はついて回るような気がします。
映画化権は京極堂シリーズ全てをヘラルドが買っているらしく、現在出版されているものはすべて映画化されるようです。1作目のできがかなり今後の命運を左右しそうな気がしないでもないですが・・
映画『姑獲鳥の夏』は来年夏公開、そして新作『邪魅の雫』も同時期に発売ということです。
来年の夏を楽しみに待ちたいと思います。
もう既にあちこちで話題になっていますが、今日付けの読売、朝日、日経、毎日、産経、東京新聞の朝刊に
スラムダンク、JC1億冊突破
の一面広告が出ています。
第1部?終了から、約8年たっても売れ続けこの7月に1億冊を突破したようです。
この広告、それぞれのキャラのデッサン+一言のコメントだけですが、かなりのインパクトを受けることはまちがいないでしょう。
山王工業戦で燃え尽きて終わったスラムダンクですが、ジャンプ連載終了時には確か第1部完とあった気がしてなりません。それにコミックス最終巻にも『ひとまずおわかれ』みたいなことが書かれていたと思います。
記憶違いでしょうか?
『バカボンド』が終わってからでしょうが、ぜひとも続編を書いてほしいです。
::詳細::
桜木花道 (読売新聞)
流川 楓 (朝日新聞)
赤木剛憲 (日本経済新聞)
三井 寿 (毎日新聞)
宮城リョータ (産経新聞)
木暮公延 (東京新聞)
詳細は
”卵の緒”の瀬尾まいこの
図書館の神様
を読みました。
前作”卵の緒”と同じように、とても心が癒される内容でした。
同じような心の傷を持つ片手間教師”清”とたった一人の文芸部部員”垣内君”の静かな心の交流を描いています。
杓子定規にしか物事を捉えられない清の内面が、垣内君とのやり取りの中で静かに変化していく様子が穏やかな筆致でつづられて、読んでいるだけでとてもやさしい気持ちになってきます。
そして必ず本が読みたくなる本だと思います。
ちょっと人間関係に疲れた人や癒されたい人には本当にお勧めの一冊です。
桐野夏生の最新作
残虐記
を読みました。
東電OL事件をモチーフにしたグロテスクに続く、実際の事件をモチーフにしたものです。
グロテスクは、途中で何回も読むのがつらくなって読み終わるのに相当時間がかかりましたが、今回はさくさく読むことができました。
といっても、かなりダークな内容なので気軽な気持ちで読めるものではないです。
人間の”生の”暗い深淵をいやおうなく突きつけて、ぐいぐい引き込まれていきます。
ただ読後感は著しく気持ち悪いです。
汝が久しく深淵を見入るとき、深淵もまた汝を見入るのである(by ニーチェ)
を思い出してしまいました。(自ら望んで深淵を見たという内容ではないですが・・)
そして”残虐記”という題名が深い意味をもつことを意識させられました。
ここに書くのが、横山秀夫の本ばかりになっていますが、
看守眼
を読みました。短編の名手の真骨頂ともいえる珠玉の短編集です。
表題作の『看守眼』は、刑事が暴くことができなかった殺人事件の犯人の秘密に看守が迫るというものですが、横山らしい渋さが光ります。
でもそれ以上に、”自伝”は心に残りました。人間の翳の部分を見事に浮き出させ、読むものを引き込みます。ただ読後感がちょっと悪いですが・・・
こんな質の高い作品をこれほどのハイペースで出し続けられることが本当にすごいと思います。
次回作が楽しみです。
最近ハリー・ポッターの記録を抜いたという宣伝文句でよく見かけた本
バーティミアス サマルカンドの秘宝
を読んでみました。
優秀ながら認めてもらえない少年の魔法使いと彼によって召喚されたジン、バーティミアスの話。
舞台がイギリス、魔法使いが主人公で虐げられているという点からすると、ハリー・ポッターのような話かと思われるかも知れませんが、まったく違った展開を見せています。主人公のナサニエルがポッターとは対照的に、上昇志向がとてもあり、野心家として描かれています。しかし嫌な少年というわけではなく、純粋さをとても持ち合わせている少年として描かれています。
全体的に映像がイメージしやすい描写で、特に後半はハリウッド超大作も顔負けなほどのダイナミックさです。
3部作として、順次発刊されるらしいので楽しみです。
半落ち、クライマーズ・ハイの横山秀夫の新作
影踏み
を読みました。長編の製本になっていますが、実際は”ノビ師”といわれる種類の窃盗の真壁を中心にした短編連作集です。
坂木司の”青空の卵”に読後感がとても似ていて、ちょっと幸せな感じになります。ただ横山秀夫だけあって、複雑に絡み合う伏線やハードボイルド色はかなりあって殺伐としていますが。。。
気になる本が発売されます。
The Adobe Story
"出版革命をデザインした男たち"というサブタイトル通り、起業20年のこの会社はほんとに"革命"を起こしたと思います。PostScriptに始まり、Photoshop,Illustratorという強力なアプリケーションを生み出し、webに関してはmacromediaに負けた(GoLiveの不振、LiveMotionの開発中止等々)ものの、コンピューターを使ったデザインの道を切り開いてきたことは間違いないと思います。
特にillustratorは日本語に早くから対応していて、初めて触ったときにすごく感動したのを覚えています。そしてOSX環境でのDTPに積極的(というよりQuarkにとられているシェアをOSX環境で取り返したいという方が適切かな)で、Appleやモリサワと組んで、TNGプロジェクトを立ち上げたのは記憶に新しいところです。
これからも『革命』を引き続き起こしていって欲しいものです。
青山ブックセンターのサイトをみたいたら、気になる本が告知されてました。多分多くの人が子供の頃読んだはず、(僕ももちろんよんで大好きでした)、の佐野洋子さんの絵本
100万回生きたねこ Special BOX
100万回生きたねこの絵本とねこのぬいぐるみが限定3000セットで販売されるみたいです。主人公のねこのぬいぐるみにはシリアルナンバー入り。
11月発売予定で予約受付中です。

文壇きってのゲームマニアで知られる宮部みゆきが綴ったファンタジー小説
ブレイブ・ストーリ−
を今さら読み終えました。バンチでマンガとして連載が始まったことがニュースとして取り上げられていて気になっていました。
上下巻で1500ページくらいだと思うのですが、宮部みゆきお得意のテンポのいい早い展開で飽きさせることなく、またページを意識せずに読める内容です。
舞台設定や展開はほんとにゲームマニアらしく、スクエアエニックスの商品にありそうなものです。
ただもちろんそれだけでなく、現在の世界情勢をメタファーとしてちりばめることで更なる肉付けをしています。
己の内面と真摯に向き合うというテーマは割にありふれたテーマかも知れませんが、ファンタジーという世界を借りたことで現実では無理な設定も見事にはまっていて、とても分かりやすい内容となっています。ファンタジー冒険小説の範疇の作品でしょうが、どことなく哲学の香りがします。

近くの本屋さんで長い間お勧めとして置かれていたので、気になってよんでみました。
坂木 司の
青空の卵
引きこもりの探偵がちょっとした事件を解決して行くミステリ小説です。でも死体はもちろん、けが人すら出てきません。結末がきれいすぎる感は多少ありますが、とても心温まる小説です。
探偵役の鳥井の言葉は真実の一面を言い当てている感じがして、考えさせられる要素もあります。
"半落ち"で一躍その名を知らしめた横山秀夫の新作、
クライマーズハイ
を読み始めました。
御巣鷹山日航機墜落事故取材の体験を小説化したものですが、その経験を活かして、巧みな心理描写にどんどん引き込まれていきます。
トリッキーな部分やあっと驚くような仕掛けはまったくないですが、人間模様と心理描写が秀逸だと思います。
とても骨太な印象の一冊です。
昨日渋谷のBook 1stに行った時に、たまたま見かけて買ってしまった本
世界の中心で、愛をさけぶ(片山 恭一)
話のテンポが非常によく、2時間ほどで読めてしまいました。
内容は地方都市の高校生のカップルが仲良く時を過ごしていた。しかし、彼女が白血病により他界してしまう。その最愛の彼女を失った少年の回想として物語が語られて行くというものです。
話としては古代から延々繰り返されたパターンのものでしょう。
しかし、僕が惹かれたのは、この小説の『同時代性』です。つまり、作中でEverything But The Girlやアフリカ・バンバータがでてくることからわかったのですが、この少年・少女とほぼ同じ時期に中学・高校を過ごし、(同じようとは言わないが)恋愛をしてきました。少年の少女に対する心の機微が自分のことのように思われます。(もちろん、彼女が命を失うようなことはなかったのですが)それだけ心の機微がうまく描写されているのだと思います。

話の内容だけでなく、版組やルビまで徹底したこだわりを持ち、文字と言う表現手段を用いるデザイナー、そして驚くような古典からリアリティを紡ぎ出す作家、
京極夏彦
京極堂シリーズが有名かと思われますが、テンポがよくあっと言う間に読んでしまえるという点では
又市シリーズも傑作だと思います。その新作、続巷説百物語
wowowで映像化された影響があるのか、すごく映像的な表現が多く、反面奇怪な表現は少なくなっています。ある意味京極作品の中では、一番よみやすいのではないでしょうか。(パロディのどすこい(仮)は除く)
家族愛・人間愛を描いたら日本でも指折りの作家、宮本輝の短編小説集を読みました。
五千回の生死
流転の海シリーズに代表されるように宮本小説の中に普遍的に流れる家族愛・人間愛を感じさせながら、決して複雑な言い回しを多用するのではなく、平易な文章で言葉を心に届けてくれます。流転の海のような超長編よりは短編集のほうが、宮本輝らしさが出てるものが多い気がします。
内容としては文字通り、躁うつ病のため一日に五千回も死にたくなったり、生きたくなったりする男の話。また表題の五千回の生死以外にも収録されている”トマトの話”がテンポがよくとても引き込まれます。