| 明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45) | |
![]() | 佐藤 尚之 アスキー 2008-01-10 売り上げランキング : 33 おすすめ平均 ![]() 「コミュニケーションの本質」に迫った名著 広告クリエーターが書いた、広告の将来像を語る、極めて全うかつ良心的な本。一読をお薦めしたい。 これはお買い得な本!Amazonで詳しく見る by G-Tools |
僕は、ちょっとマーケティングのような仕事はしてるけれど、広告とは全く関係のないところにいる。
でも広告が大好きだ。それは、情報を伝達するという意味に置けるデザインをもっとも純粋に極めたところにあるように思うから。デザインとアートの違いはそこにあって、デザインが情報を伝える、つまり受け取る相手との対話で生まれるのに対して、アートは自らとの対話で生まれる。そういう「コミュニケーション」から生まれるからデザインが好きだし、広告が好きだ。
そういうコミュニケーションとしてのデザイン/広告をストレートに真摯に体言する人物、スラムダンクの全面広告で知られる、さとなおこと佐藤尚之氏のこの本。
泣くような内容の本ではない、きっと。
軽妙洒脱な文章で体に入りやすかったのもあるだろうが、スラムダンクのプロジェクトの下りはプロジェクトXをみているようだった。気付いたら、感動で涙していた。
インターネットによって消費者が変容し、何もしなくても届いていたメッセージが届かなくなった。
そのような状況の中で、広告メッセージを届けるかという内容で、如何に伝えたい相手を考え、コミュニケーションし、そしてクリエーションというスパイスを如何にきかせるかが主眼。
テレビCM崩壊のアンチテーゼとして描かれるネオ茶の間の概念も面白いが、ゼロベース思考を思わせるロジカルな考え方や情報をデザインして伝えようとする姿勢、組織論など非常に密度の濃い内容。
こんな組織の一員として働いてみたいとおもった。
広告をテーマにしているが、その業界だけでなく、デザインはもちろん、人に何かを伝えるということを必要とする人は本当に全員に読んで欲しいと思う。
惜しむらくは、ユーザー本位と言っておきながら、だれがデザインしたかはわからないけれど、スラムダンクの広告の挿し絵が桜木花道以外の人物のコピーがよくわからないほど、縮小されてしまっていることだろう。
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